新入社員社員の意識調査2022

 困難な就職活動を勝ち抜き、志望した企業に就職した新卒社員ですが、大きな期待を胸に抱き入社したものの、「思っていたのと違う」と早期に退職する社員が後を絶たないようです。マ

イナビでは、今年、新卒入社した男女800人を対象に「2022年新入社員の意識調査」の結果を発表しましたが、早期退職の傾向は引き続き継続しているようです。新入社員の勤続以降年数は例年通り3年以内が3割、10年以内が約半数の51.0%となりました。職場の働きがいに関する質問では、「働きがいがある」と答えた新入社員は65.0%と高い比率の回答がされました。どんな時に働きがいを感じるかとの質問には、「自身の成長を感じる」(55.6%)、「誰かの役に立てたと感じる」(49.8%)など、充足感を得る場面で働きがいを感じている傾向があります。しかし、現在のっ職場状況を聞くと、「誰かの役に立てたと感じる」のが21.5%で理想と現実のギャップが28.3ポイントと働きがいの理想と現実に隔たりがあることが分かりました。同様に「自身の成長を感じる」においても理想と現実のギャップが26.6ポイント生じており、働きがいの感じない新入社員は勤続意向が短い傾向があることが分かっています。

 

 

 しかし、働きがいを感じている人の勤続意向は「定年まで」が2割程度と、日本の長期雇用を前提としたメンバーシップ型雇用は崩壊しつつあるといえるようです。働きがいを感じている人でも長期勤続意向の割合が2割程度にとどまっている理由の一つには、今すぐやめるほどの不満がなくても、キャリアアップにより自分にあった仕事を求めていることが推測されるとしています。テレワークをしている新入社員は19.1%で、前年の24.3%からやや減少し、完全出社が増えているようです。テレワークが進まない理由は、日本型メンバーシップ雇用に課題がありますが、社会全体での働き方改革の動きも後退している傾向を感じつつも、本質的な議論が進まないことが問題と思います。現在、テレワークをしている新入社員で「テレワークが廃止されても働き続ける」と回答した人は51.3%で、約2割が「テレワークのできる会社に転職する」としています。今後、多くの企業で「働き方」を見直す時期が来ると思いますが、現状の大きな変更には抵抗があることも現実です。