社員研修の必要性

 強い組織、高い成果を上げる組織を作るためには、実務のキーパーソンになる中堅社員やマネジメント層の育成が欠かせません。人事階層ごとの研修も特にマネジメント層にたいする研修は、求められる能力を理解してもらう意味でも重要な機会になります。ある調査によりますと中堅社員研修の目的としては「リーダーシップ・フォロワーシップスキルの習得」「実務のキーパーソンとしての役割認識」がともに6割を超す企業で導入されています。東京商工会議所では、3月22日1000社を対象とした2021年「従業員研修の実施状況に関するアンケート」の調査結果を発表しました。それによりますと2021年度研修費用は、「変わらない」(45%)の回答が最も多く、「増加」(38%)が目立ち、「減少」(9%)に留まるも、2020年「増加」(16%)に比べると大幅に増加しています。

 

 東京商議所では、感染症の影響が色濃く残る状況下でも、人材育成を重視する企業の姿勢が見え、特に従業員30人未満の企業での増加傾向が著しいという感想を述べています。2022年度の研修費用の予測として2021年と比べて「増加」させる企業が26%と人材育成の投資姿勢は維持され、理由としては「人材育成への経営者の関心の高まりのため」(36%

)「研修対象者の拡大のため」(35%)を挙げています。企業の経営資源として「ヒト」「モノ」「カネ」とよく言われますが、特に中小企業では「ヒト」が最も重要な経営資源です。人事階層では、特に中堅職員やマネジメント層に対する研修が重要ですが、新人・一般社員層でもマネジメントに関する研修は必要です。今の仕事をより効果的に効率的に行うための知識・スキルが「マネジメント」です。これからは社員の自主的なキャリア形成の企業の仕組み、企業風土の醸成が研修の目的の一つになりそうです。