魅力ある職場とは・・

日本能率協会は、第9回ビジネスパーソン1000調査(理想のチーム編)を実施、会社員が所属する身近な単位(課、グループ)に焦点をあて、働く人の満足度やモチベーションの影響についての意識を調査しました。現在の職場のチームに雰囲気に満足していると答えたのは、全体として半数以上(54.5%)の人が満足していると答えています。年代・雇用形態別で見ますと、50才代では52.4%の人が、また非正規雇用の人の51.4%が「満足していない」と回答しています。年代別でみると20代、60代では約6割が満足している結果ですが、50代では不満に感じている人が20.3%と突出しているのが特徴的です。

 

 業績以外で満足している理由としては、「困ったときの助け合い」「創意工夫」「情報の共有と学びあい」ができているからとしています。反対に満足していない理由として、「フェアな評価」「困ったときのの助け合い」「本音を話す」などがあがっています。男女別でも理由に対する評価に特徴があり、「困ったときの助け合い」を満足の理由としている女性は男性に比べて7.1ポイントも高い傾向にあり、お互い助け合う職場環境は女性には良い満足を与えるようです。逆に満足していない理由として「チームリーダー独断の決定」では、男性より女性のほうが不満がもたれるようです。(男性より6ポイント高い17.6%)

 

 

 魅力を感じるチームは、男女とも「困ったときに助け合えるチーム」としています。(全体47.0%)次に「メンバー同士が中の良いチーム」(男性33.6%、女性24.6%)となっています。「コミュニケーションが活発なチーム」(全体28.2%)とこちらは大きな男女差がみられませんが、上位3の回答の結果です。2位の「メンバー同士が中の良い」については、男女間の定義が違っていることが差がでる理由のかもしれません。イコール「相手のことを知る」は一つ間違うと「ハラスメント」になりかねませんので注意が必要です。

 

 この調査から会社員(ビジネスパーソン)の多くが「互いに助け合う」チーム・職場の環境が魅力的であると捉えているようです。これからのチームリーダー、上司には、部下が互いに助け合い、活発な情報交流、コミュニケーションを行える職場環境を目指す働きかけが重要です。調査でも特に女性は「ありがとう」「よくやった」「頑張っているね」など上司からの感謝やねぎらいの声掛けがモチベーションアップにつながります。チームや課のビジョンや目標を明確にして、メンバーの役割、達成のレベル、フィードバックなど、お互いの仕事が見えるような仕事の進め方が上司に求められる時代となりそうです。