「働き方改革」実感していない!

画像:駅の改札、ビジネスマン。

 日本能率協会は4日、職場や仕事に対する考えについての意識調査「第8回『ビジネスパーソン1000人調査』(働き方改革編)」結果を発表しました。この調査は、働く人たちに焦点をあて、その時々に旬の話題をデーターとして紹介しています。今回は、政府の最重要課題の一つと位置付ける「働き方改革」について取り上げていますが、有給休暇の取得や残業減が改革のイメージとして多い中、実感していない人が8割を超える結果となりました。

 

 働き方改革を実感していない理由は、上位から「有給休暇が取りにくい」「給料格差がなくならない」「残業が減らない」などの理由を挙げています。今後、改革に向けて職場に臨むことは、男女とも「有給休暇」がトップになりました。2位以下は、男性が「長時間労働の是正」「管理者の意識改革」、女性は「非正規社員から正社員への登用」「週休3日制」となっています。2位以下で男女で差が見られますが、働き方改革のイメージでも3位以下で差がありますので、このような傾向がみられたものと思われます。

 

 

画像;ホームに到着した新幹線とビジネスマン

 働き方改革のイメージとして、男性の特徴として「生産性が向上する」「労働時間より成果で賃金が決まる」「IT化が進む」「同一労働同一賃金になる」など、女性との差がみられるものとして、仕事そのものの変化を期待する傾向が強いようです。女性では、「育児と仕事が両立できる」「女性が職場で活躍できる」「テレワーク・在宅勤務が導入される」「介護と仕事が両立できる」など、ワーク・ライフ・バランスの期待が大きいようです。

 

 残業の削減や有給休暇取得の推進については、企業の経営者を対象とした調査では、約8割の企業が経営課題として取り組んでいる結果も報告されており今後は実感することが増えると思います。「正社員と非正規社員の給料格差」を女性の4割が感じていることを考えると、労働時間の削減だけではなく、不要な仕事の見直しや付加価値の高い仕事へのシフト、ジョブ型の仕事の進め方が必要になります。仕事の応じた評価・処遇など企業にあった様々な取り組みを経営者、管理者が意識を変えてマネジメントする時代だと思います。