中途採用・面接のコツ

 外資系人材紹介会社のヘイズ・ジャパンは10月27日、世界33か国の労働市場における人材の需要効率を評価・分析した調査研究を発表しました。発表によれば、日本の人材ミスマッチはワースト2位、特にIT分野では、業務以外で求められるスキルの自主的学習が他国と比べて低くAIなどのグローバルで成長が見込める分野の人材が決定的に不足しているそうです。また、2017年10月の人手不足に対する企業の動向調査(帝国データーバンク)の結果発表でも、正社員不足が過去最高49.1%になり、情報サービスでは、7割超の企業で正社員が不足しているようです。

 

 中長期的には、社内施策として将来必要となるスキルを見据えた教育や研修、成果重視の人事評価の制度、同一労働同一賃金による人材配置の適正化などのジョブ型の人事の仕組みが必要になると思われます。帝国データーバンクに調査では、企業規模が大きいほど従業員の不足感を感じているようですが、今後、中小企業においても正社員、非正社員とも不足感が増してくることが考えられます。新卒者採用について、年々、厳しさを増す現実で、中途採用者の募集が増えくることが予測されますが、せっかく来てくれた優秀な応募者を面接で逃すようなことはしたくないものです。

 

 

 採用面接は、企業・応募者がお互いのことを深く知ることができる場です。応募者にとっては、求人票や求人広告などの情報ではわからない、会社の雰囲気や働く人の様子を体感し、自己アピールのできる大切な機会です。この会社を受ける・転職したいと思う人は、会社のホームページをチェックしたり、自己のキャリア経験など事前に整理して、自己アピール点を準備して臨みます。

そんな気持ちで臨んだ面接ですが、故意ではないのですが気づかずに応募者に嫌がられてしまうことが多々あるようです。

 

 自分の会社応募の理由を応募者に聞くことは一般的ですが、それは応募者も同じで何を評価されているのが知りたいことです。準備不足で応募者の書類を見ていない、マニュアル通りの機械的な面接などは最悪です。応募者の考えや想いなどマニュアル通りの一問一答式やイエス・ノーで答えるような質問ばなりではなく、会話のキャッチボールができるオープンな質問にすると喜ばれます。面接官の姿勢として、何よりも会社や仕事に誇りを持って話すこと、また応募者のどのスキルを会社が求め、どんな仕事に生かしてほしいのかをしっかり伝えることです。応募者に仕事に対する共感を得ることができれば良い面接官です。