勤務先を選ぶ重要項目の変化について

画像;オフィスでコーヒー飲む会社員

 ランスタッドHDは、「勤務先としての企業の魅力度」を世界基準で評価する調査結果を、この度公表しました。この調査は売上規模の大きい企業、準ずる企業を対象に「社名の認知度」「働きたいか」の問いに評価の高い企業を選定し、世界26か国で実施されたものです。調査結果では、日本の働き手が重要視する「柔軟な働き方」や「ワークライフバランス」が、初のトップ5に浮上しました。また、「ワークライフバランス」の重要性は世界的な傾向として広がりが明らかになりました。

 

 昨年5位だった「就業場所の利便性が高い」が、7位に下がり「フレックスタイムや在宅勤務など、柔軟な勤務が可能である」 が5位(昨年7位)に浮上しました。「ワークライフバランスが実現しやすい」は3位(昨年4位)が浮上するなど、近年、内閣府が主導し進める「働き方改革」を背景に、長時間労働の是正などが注目を集める中、働き手の意識変化は自然の時流と言えるのではないでしょうか。

 

 

画像;森の中で社内会議

 その一方、日本の働き手は、大手企業に対してワークライフを実現しずらいイメージを持っていることが判明しました。18歳から65歳までの男女約5,300人に、外資を含め大手企業220社各社が「実際に自社の働き手に提供して」と考えられる価値を尋ねた所、「ワークライフバランスが実現しやすい」について全9項目中、最も低い評価になりました。その他の項目でも、働き手が勤務先に求める希望と企業に対するイメージに大きなかい離があることが明らかになりました。

 

 福島県内の平成29年6月の有効求人倍率は、1,45倍で月別で多少の変動はあるものの、過去2年間バブル期を超える水準で推移しています。その中で専門的、技術的職業(医業・建設管理技術者等・・)は、1.88倍となかなか人が集まらない現実があります。地方の中小企業ならではの特性を生かして、働き手の企業の求める希望を満たす会社作りはこれからの企業戦略として取り組むべき課題ではないかと思います。「社会的評価が高い」などの大手企業の売りは、結果としてついてくるとして、働き手の求める「職場環境が快適である」「長期にわたる安定した雇用機会がる」「ワークライフバランスが実現しやすい」の上位項目の実現は可能ではないでしょうか。