やりますね!・・観光庁の取り組み。

画像;趣のある和風旅館の客室

 平成28年から国土交通省では「生産性革命元年」と位置づけ、関連産業の生産性向上と新市場の開拓を支える取り組みを加速化し、中でも宿泊業については「宿泊業の革新と日本の基幹産業」を目標としています。これを受けて観光庁では日本旅館業協会と連携し、全国8施設のコンサルタント、20か所でのワークショップの実践を通じ、それぞれの活動の好事例を公開しています。

 冊子での配布と「ホテル旅館”カイゼン”で人手不足解消!」のテーマで、ユーチューブで8話構成で公開されています。

 

 全国の旅館ホテルで現状の分析と課題の検討から生産性向上の向けた取り組みとして「マルチ・タスク化」「作業改善・標準化」「シフト改善」「IT・機械化などのテクノロジー活用」「5S・3S活動による生産性向上」「光熱費の削減」の6つのテーマに集約されたようです。冊子では20社が紹介され、それぞれ改善の背景、改善の内容、改善の効果が紹介され全社あげての取り組みの姿、効果がわかりやすく紹介されています。経営不振・人材不足に悩む旅館ホテル業ですが、経営者、従業員の意識改革でできる生産性向上の取り組みを観光庁が推進してることに感動しました。

 

 

画像;日本旅館の露天風呂

 紹介されている取り組みは、人事制度の改革のような大がかりなものではなく、どうやったら人手不足の旅館ホテルで、従業員が働きやすい職場を作り、自己成長を実感できるかということに集約されています。仕事は、いくつかの単位作業と課業で構成されていますが、その一つ一つを明らかにすることで実施者の変更や手順の変更が可能になります。日頃、当たり前のやっている仕事の進め方が、工夫によっては簡略化できたり、人の補助ができたり、安全衛生上の解決になったり、動線を変えることで業務負荷の軽減になったりします。

 

 この事例集は、目先を変えれば飲食業や小売業などの「人手不足」のよる経営の危機を感じている職種にも使えます。その際、やれそうなことを取り組むのではなく、人手不足の背景と課題を分析して、効果のありそうなもの・その先のイメージ(ポジティブ)が浮かぶのであれば施策を決定できると思います。私も経営者なので考えることは、「今の現実は3月前の結果であり、将来の姿は今の積み重ね」だと思っていますし、可能な選択肢は独善で排除しないようにしています。観光庁のユーチューブでの公開動画は3月末の公開ですが、4月以上経って動画再生回数は、8話のほとんどが1000回以下です。旅館ホテル業のみなさん、せっかく良い情報がありますので、取り組むのは・・・「今でしょ!」・・