
どうしたら、効率よく部下の生産性を高め、組織としての成果を上げられるのか?そうした悩みを持つマネジャーにお薦めなのが、世界1500万部大ベストセラー「1分間マネジャー」です。「新1分間マネジャー」として34年ぶりに生まれ変わりました。著者のケン・ブランチャード博士は行動科学の権威でかつ、名コンサルタント。アカデミックな世界でも、ビジネスの世界でも世界的に成功した、数少ない著作者です。
賢明な若者が変化する現代の世界でリーダーシップとマネジメント力を発揮できる、特別なマネジャーを探している物語から始まります。世界中を旅し、「剛腕型」と「協調型」のマネジャーといった型を見つけますが、今起きている変化に対応できるモデルとはならないことに気づきます。そんなときに、ある卓越した、「1分間マネジャー」と呼ばれる人物噂を聞き、そのマネジャーに会うアポイントメントを取ります。

若者はそのマネジャーから、マネジメントの3つの秘訣を学びます。その秘訣とは、「1分間目標」「1分間称賛」「1分間修正」の3つ。そして、その3つを学んだことで、賢明な若者は、「1分間マネジャー」とそのマネジャーが呼ばれる理由に気づくのです。その理由は、変化に合わせてたえず3つの秘訣を適応させていること、そしてどの秘訣の実践にも1分しか時間をかけないことです。「1分間目標」はマネジャーとチームメンバーが協力して設定し、部下の責任範囲を明確にし、すぐれたパフォーマンスを示します。
次に、部下が正しいやり方をしているのを見つけて、「1分間称賛」を行う。もし、部下がミスをしているのであれば、「1分間修正」を行うというゲームプランを学び、若者は自分の経営に実践していきます。オリジナル版が出版された頃は、トップダウン型のリーダーシップが主流で、「1分間修正」とされる所は「一分間叱責」でした。近年、世界の様相は大きく変わり、組織はより速く、より少ない資源によって絶えず変化するテクノロジーやグローバル化に対応しなければなりません。この本は、日本の組織には、最適な内容だと思いますので、マネジメントに悩まれる経営者、管理職におすすめの1冊です。