宿泊業の働き方改革

 震災から6年が経ち福島県では、食の安全の取り組む、復興への歩みと新たな創世の取り組みと着実に前進しています。福島県観光情報サイトからは、毎日のように福島県内のイベント開催の情報を見ることができます。震災後、年を追って福島県に来て下さる観光客は増えていますが、いまだに震災前の半分程度で外国人観光客は本当に少ないです。

 

 東京オリンピックに向けて、東京を中心に宿泊施設の不足が問題とされていますが、全国的な観光事業の現状はといえば地方の旅館施設数は年々減少しています。加えて「中抜け」といわれる勤務時間内の長い休憩時間は、業界の労働慣習として一般的でも若い世代には敬遠されがちのようです。新卒者を含めた社員の離職率の高さ、社員の高齢化などが慢性的な人材不足を要因となっているようです。

 

 宿泊業では、午前6時から午後8時までの時間で、朝と夜の忙しい時間だけ出てきてもらって6時間の休憩時間(中抜け)で、実労働間1日8時間を確保するのが一般的です。週40時間の労働時間がシフトに組まれ、休憩時間が完全にプライベートな時間として確保されていれば、法律上は問題はありません。しかし、このような中抜け勤務は、労働者の負担になるばかりではなく私生活、健康への配慮から見直すべきと思います。

 

 見直すといっても、今の働き方を続けさせるのであれば無理な話で、社員・パートさんの働き方を変える必要があります。「星野リゾート」などで採用されている、一人の社員が複数の仕事をこなす「マルチ・タスク」(多能工化)であれば可能です。すべての部署、仕事を洗い出して分析、評価して区分し、どの仕事でどの水準まで行うのかを明らかにすれば、午前6時から午後2時30分あがりができます。午後出社が、午後2時15分から午後8時45分です。ここまでしないと宿泊業の人材確保をむつかしそうです。