従業員満足度と企業愛着心

 (株)リクルートキャリアは、1月23日に介護サービス業の従業員満足度の実態調査の結果が公開しました。介護サービス業の従業員満足度の高い層ほど、勤続意識が高く、そのような人材(正規従業員)が働いている施設ほど人材流失率が低い結果となりました。従業員満足度に最も影響を与えている評価項目は「職場における連帯感」となっており、正規従業員ではそれとともに「経営層の理念」がポイントとなっています。

 

 介護サービス業の従業員で仕事に満足してると答えた率は45.6%となり、仕事の継続意向とも高い関係性を示しています。また、従業員から見て利用者満足度が高いと、従業員自身の満足度も高い結果が得られています。よく介護現場で、利用者の「ありがとう」の言葉が、仕事のやりがいと言葉にする従業員の方が多いですが、この調査でも同様の結果がでたようです。また、ロボット、ITの進んでいる施設ほど満足度が高まり、技術、スキルとそれ以外の研修受講でも仕事へのモチベーションが高まる傾向が読み取れたようです。

 

  

 サービスマネジメント、マーケティングの考え方で、サービス・プロフィット・チェーンがあります。この考えは、職場環境や職務設計などの社内サービスの質を上げることで従業員満足度が高まり、生産性の向上や人材の定着につながることになります。如いては顧客サービスの質が向上してリピータを生み売り上げ向上と利益率アップが見込める好循環サイクル理論を言います。要は従業員が幸せな会社は成長が見込めるという話です。

 

 今回のリクルートキャリアの調査は、人材不足に悩む介護サービス業界にとって明るい話題になります。職場における連帯感を生みだす職務設計と職務分掌が質の高い介護サービスを生み出し、利用者満足度を高めリピート・オーダーを高め企業の成長を生み出します。従業員エンゲージメント(愛着心)は、組織のコミュニケーション文化に支えられ、人との関係性の中で醸成されるものです。働く人から人事制度を考えると良い会社になりますよ!