平成28年度職場環境向上研修

;桜堤と新たな決意

 過去2年、同名の福島県内の社会福祉法人に私が出向いて行う中間管理職人材育成の集合研修が本年度も継続しての実施することが決まりました。昨年より研修募集の法人数も増え、実施時期も1月前倒しの6月からの開始となります。福島県の事業で、福島県社会福祉協議会が実施主体となります。予算の関係で希望する法人すべてに対応できないのが残念ですが、研修を実施する法人では職員さんが実務に活かせる内容のプログラムを心掛けています。

 

 今年のプログラムを担当してくれる社協の職員さんに送りました。昨年度、特に評判の良かった内容を充実させて、組織と個人の成長のために必要と思える演習を形を変えて提供しようと思っています。参加された職員の皆さんが、研修後も覚えたことを継続して法人内で行っている話を聞くたびに研修講師としてはこの上ない喜びです。また、私のモチベーションになっています。

 

 

;桜堤と新たな決意

 今年のテーマは、「ワーク・ライフ・バランス」です。社会福祉法人には、女性の職員が多く、継続して働いてもらうのには、職業と家庭の両立を考えた働き方がどうしても必要です。人口構造の変化に伴い、年々、労働力人口が減少していきますので、よほど社会福祉の現状が改善されない限り、継続して新卒者の採用は難しいと思われます。業界に新規入職される方々も30代、40代の他業界からの転職者が増えています。

 

 今いる職員さんに長く働いてもらうには、職員さんご自身の健康はもちろんですが、家族の要介護状態などの家庭生活の対応やその際の就業形態の変化など、不測の事態を想定せざるを得ない社会環境に変化が起きつつあります。職員さんのワーク・ライフ・バランスなど福祉法人は、様々な理由でキャリアパス制度の早急な構築が必要です。その際に、制度対応が可能なマネージャーの育成をこの研修で行っていこうと微力ながら決意して今年も臨みたいと思ってます。