平成28年度に向けて

 平成27年度の研修・セミナーは、明日の「人事制度セミナー」と来週の法人向けの「人事評価者育成研修」でほぼ終了します。今年度は、医療・介護一体改革の一環である地域包括ケアシステムの施行年度ということもあり、社会福祉業界への人事制度のアプローチは実りのある年でした。福祉職員キャリアパス生涯研修課程の指導者資格も取得させてもらい、かつ2日間研修の実務を経験することができました。「職場環境向上研修」は2年目を迎え4法人の出前研修を行うことができました。

 

 先週、福島県社会福祉協議会で来年度のキャリアアップ研修課程の講師会議があり、昨年同様、9月の第3回チームリーダーキャリアアップ研修課程の講師を担当することになりました。また、平成28年度職場環境向上研修も継続実施がきまり、昨年より実施法人が増えるようで担当者との詳細打ち合わせは後日ですが実施スケジュールについて確認がとれました。社会福祉法人での研修計画がほぼ分かりましたので、当事務所としての平成28年度の研修・コンサルタント事業の計画を立てています。

 

 

 私は以前より日本版キャリアパス制度(職能資格制度改正版として)の構築について、制度設計、賃金、人事考課、教育訓練の一連のコンサルタントを行ってきました。今回、福祉法人のキャリアパスを見させてもらって、「人事制度は誰にためにあるのか?」の基本に立ち返ることができました。制度があっても働いている職員が一向に楽にならない、生産性も向上しないのでは、バブル崩壊以降の日本の人事制度は「自滅的制度構築を重ねている」と言われてきましたが、良いものでも向く方向が違うと動かないものだと思います。

 

 福祉法人だけではなく企業においても日本版キャリアパス制度は必要・・というより旧態依然の制度では人材の定着も仕事の質的向上も生産性向上も望めません。労働人口減少局面では、慢性的な人手不足ですので限られた要員での利益追及と将来的な人材ポートフォリオの構築が必須です。来年度は、執筆活動にも力をいれながら、企業向けの日本版キャリアパス構築のコンサルタントに力をいれていこうと思っています。