キャリアデザイン

 7月から始めた職場環境向上研修も、順調に進んで6回研修のうち二つの社会福祉法人で5回目の研修を終えました。仕事中に法人の管理職の方々の集まってもらって、1回3時間の長時間の職場内集合研修ですので、はたして全員がすべての研修に参加してもらえるのか不安でしたが、ほぼ全員方々がすべての研修に参加していただきました。キャリアパス制度の理解から部下の職業指導、リスクマネジメント・安全管理の考え方、問題解決、福祉サービスの品質管理、労働法令の理解などのカリキュラムを進めて5回目が自分のキャリアデザインシートの作成でした。

 

 これまでの研修を通じての気づきなどを書いてもらい、法人の管理職に対する期待を考えて、自分で目指す方向性、5年、10年先のキャリアについて、また短期の重点目標をシートいっぱいに皆さん記入されていました。「相互紹介」の形でグループリーダーを中心には話し合ってもらいましたが、それぞれ違った気づき、業務は違っても同じ職場の人たちが共通の法人理念で動いていることなど、研修のグループワークを通じて感じることができ、討議のなかで各グループから同様の意見が聞かれたことが、研修の成果がでて良かったと思いました。

 

 

 近年、社会福祉法人とくに介護に関する事業所では、キャリアパス制度の構築を急いでいるものの職員の理解にはほど遠いというのが現実のようです。キャリアパスと人事考課を一緒に考えておられる法人が多いのですが、事業所の現場で最も必要なことはキャリアステージごとの「業務の標準化」の定着ではないかと感じています。一般的にどの法人にもルーティン化された業務マニュアルはあるようですが、人が育たないことにはそれなりの理由があるはずです。


 第6回目は、「目標管理」を予定しています。キャリアデザインシートに書かれた重点目標を達成するための道筋を考えてもらうことにしています。現状分析などから対策、施策の決定、計画までをセルフコーチングのスキルを用いて、いままでの研修を思い出して、目標管理シートに展開してもらいます。これができれば部下の指導・育成の仕方もわかると思いますし、何よりも研修を受けてくれた職員の皆さんの大きな気づきになってもらえればうれしいです。私自身も、今回実施した4法人の職員の皆さんとの素晴らしい出会いに感謝しています。