目標と自己管理

 ゆとり世代の職業教育にもつながることですが、組織に働く者は、事業の目標が自らの仕事に対して求めているものを知り、理解し、行動し、上司もまた彼らに求め期待すべき貢献を知り、それに基づき適正な評価をしなければなりません。

 方向づけを誤ると働きは無駄になり、チームワークは崩れ、摩擦、不満、対立が生まれます。

 

 経営者や管理監督者が自社の社会的使命や経営理念・法人理念を「絵に描いた餅」とするならば、その組織の方向性は支離滅裂、統合性もなく事業の成果を期待することも難しいでしょう。

 仕事は組織全体の成功に焦点を合わせられていること、期待される成果は事業の目標に基づいて決められることを、仕事を全体として見ることが不得手なゆとり世代の職業教育では、特に時間を割いて教えるべき事です。

 

 

 目標は、事業の存続と繁栄に係るあらゆる領域について、自らの部門の目標から他の部門からの期待まで、果たすべき貢献を明らかにする必要があります。

 機能別部門のマネジメントのもっと下のレベル者まで事業全体を見ることを要求し、働く者すべてに全体として事業は何を求めているのかを理解することを要求します。

 

 目標を達成するために今日必要とされているものは、組織での一人一人の人間の強みと責任を最大限に発揮して、組織と働く者の視野と努力が共通の方向性を与え、チームワークを発揮しながら、一人ひとりの目標と全体の利益を調和させるマネジメントです。

 これを可能とするのが目標と自己管理のマネジメントいわゆる「目標管理」という考え方が、誰かの意志ではなく自らの決定で自由に行動できる職業人としての唯一の方法ではないでしょうか。