新入社員のほどほど志向

日本生産性本部と日本経済青年協議会は6月26日、2014年度の新入社員を対象に実施した「働くことの意識」調査の結果を発表しました。「人並みに働けば十分」との回答が過去最高水準の52.5%となり、新入社員の「ほどほど志向」がさらに高まっていると分析しています。平成26年度新入社員2,203人を対象にした調査結果をとり纏めたものですが、この新入社員の意識調査は、昭和44年度に実施して以来46回目を数え、この種の調査ではわが国で最も歴史のあるものです。

 

「人並みか人並み以上か」では、「人並みで十分」が今年度さらに増加(昨年49.1→52.5%)。「人並み以上に働きたい」(昨年42.7→40.1%)を大きく上回り、過去最高だったバブル末期と同様の売り手市場時の意識になってきました。この会社でずっと働きたいか」とする回答は、「この会社に定年まで勤めたい」が一昨年度34.3%で過去最高の数値となりましたが、昨年度は30.8%に減少し、本年度さらに28.8%まで減少しました。ここしばらく増加していたが、景況感の好転とともに減少に転じています。

 

 

今月2日に大阪商工会議所が公表した「雇用状況に関する緊急調査」の結果を見ると、全体の6割超の企業で従業員が「現在不足している」もしくは「今後不足する懸念がある」と回答しています。 今後は安定的な人材の確保と効果的な育成が人的資源管理における最大のポイントとなり、企業の成長性に大きな影響を与えることは確実です。