労働市場の現状と今後について

厚生労働省では、非正規雇用労働者のキャリアアップに向けた取り組みを積極的に行っている企業の事例などを紹介する専用サイト「キャリアアップガイド」を開設しています。このほど、正社員への転換、人材の育成、処遇の改善など、非正規雇用の労働者のキャリアアップに向けた取り組みを積極的に行っている企業事例を新たに追加しました。

 

現在、国内での非正規労働者の割合が3割を超え、労働者の雇用不安からモチベーションの低下、離職率の上昇、労働生産性の低下など国内消費活動の低迷とも連動して経済の不安定要素がいまだ解消されていなのが現状かと思います。OECD調査からも日本人の働き方の効率の悪さが指摘されるところですが、日本の雇用問題と無関係とは思えません。

 

 

正規雇用が当たり前の時代であれば、働き方も同じですので業務の与えられ方や勤務時間の長さ、人事評価に対する不満などが職場でのフラストレーションだったと思います。非正規雇用と正規雇用の職業上の身分を大きな問題とされますが、今後、親の介護と仕事の両立、また育児などのために短時間労働を選択する労働者が増えてくると思われます。

 

これからの超高齢社会における介護の問題、育児と仕事の両立問題を考えると、できるだけ多様な働き方を容認し、一人一人の力を引き出すことが組織には求められます。職務を課業まで落とし込んで職位と雇用契約などにより習熟要件、習得要件等を整理して分担した仕事の在り方を考える必要があります。 労働時間の総量ではなく、1時間あたりの労働生産性で評価するような仕組みの導入が強く求められのではないでしょうか。