ブラック企業

ブラック企業またはブラック会社とは、労働法やその他の関係法令に抵触し、またはその可能性のあるグレーな条件での労働を、意図的、恣意的に従業員に強いたり、職務上の関係諸法令に抵触する脱法行為の常態化、パワーハラスメントなどの業務とは無関係な部分での非合理的負担を与えることで労働者へ不利益な労働を強制する体質を持つ企業や法人(学校法人、社会福祉法人等)をさします。先日の新聞記事、来春卒業予定の合同説明会で流通、サービスなど厚労省発表の業種別離職率の高い業種にはブラック企業が多いとみてそれらの企業には人が集まらなかったそうです。

 

 

 

ブラック企業の企業の経営体制はコスト削減に重きをおき労働者に過重な心身負担や長時間労働など劣悪な労働環境を強いています。また労働集約的な体質の企業がほとんどで、「代わりはいくらでもいる」の考えを持つ企業経営者が多く経営に対する根本的な責任の自覚がありません。そのような企業は、合理的かつ合法的な組織、ルールを作ることができず、職務分掌がまともに機能していません。

 

日本経済は、従来の「モノ」をベースとする社会から、情報やサービスを中心とする知識社会に移行しています。この経済の流れは知識やサービスを生み出す源泉である「ヒト」をいかに活用するかが企業経営における重要な位置づけになることを意味しています。雇用する人材に求める要素も「向上心・積極性」「問題解決能力・独創性」に変化しています。人を使い捨てと考えるブラック企業には、何ら将来に対する展望がない時代です。