新型インフルエンザに感染するリスクは人によって異なります。新型インフルエンザに感染した患者と直接検査等を行う医療従事者と不特定多数の人と2メートル以内に近づかない工場等の技術者では業務による感染リスクが違いますのでリスク算定をする必要があります。また、感染リスクに応じた感染予防策(行動環境)や防止対策、保護具(N95以上又は防じんマスクDS2規格以上など)を取り決めておくことです。

 

 

感染予防対策として従業員の周知、徹底したいのは手洗い、咳エチケットなどの基本的な知識、行動の啓発、教育です。また、本人や家族など発熱情報等の感染サーベランスの仕組み確立、感染者またはその疑いにある者の自宅待機、公共機関による通勤の禁止、出張の禁止など詳細は行動基準を作成することも大事です。会議なども中止として、スカイプなどのテレビ会議、社内での2メートル以上の距離が確保できる業務形態の検討も必要です。 

 

 

取引業者等の社外対策として、感染拡大期における物品の納入等については、1箇所指定された場所で行うこととし社内立ち入り前に発熱検査を行う感染の疑いのある者は入場させないなどの対策が必要です。また、部外者との社内面談はなるべく避け、止むを得ない場合は社内入口近くに面談スペースをつくり、時間ごと面談者、対応者の管理を行うことです。事前に関係会社等と打ち合わせをする必要があります。

 

 

最新情報収集の方法と発信方法、従業員の安否確認、関係者との連絡方法などリスクコミュニケーション対策の確立も大事です。組織体制を構築する際に、誰が、どこの情報として発信し、誰が従業員の発熱情報を収集し、誰がどの時期に休職命令を発動するのかなど労務管理等の問題も検討すべき事項です。また、感染拡大期に備えマスク、消毒薬等の衛生用品の備蓄も重要です。特に社内感染者の搬送に関しては実施担当者の感染を防ぐためN95マスク、ゴーグル、フェースシールドの準備が必要です。また、N95マスクではユーザーシールチェックを行ってください。